声やしぐさから馬の気持ちを読み取ってみる

言葉を持たない馬たちは、表情やしぐさ、声のトーンを変化させることで、ほかの馬や人に対して自分の表情を表現しています。馬をよく観察して、彼らの気持ちを探ってみましょう。

前掻き (まえがき)何かほしいときや注意を引きたいときは、前足で地面を掻きます。

耳を伏せる警戒しているときや怒っているときは耳を伏せます。

耳を立てる興味があるものや、注意が向いた方に耳を立てます。

フレーメン何か不思議な匂いを嗅いだときに上唇を上げて空気を吸い込みます。

「ヒヒ~ン」 とても大きくて高い調子のいななきは、遠くにいる馬を呼んだり探したりするときに発する声です。

「ブヒィヒィヒィヒィ~ン」 ソフトで低い調子でいななきは、親しみを感じている人などにあいさつをするとき。

「ブヒィ、ブヒィーン!」 興奮した強い調子でいななくときは、飼い付けの時間を待っているときや、牝馬にアプローチしているときに発する声。

「ヒーン」 甲高くて短いいななきは、突然の痛みや、もしくは遊びたいという気持ちの表れです。